TIPS:09 折られた枝

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本作はフィクションですが、本項には
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銀毛に眠る(紹介ページ)
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【ムジナ】
漢字では主にアナグマ(=貉)を指すが、
本作では臭腺を持つ以下の動物をまとめている。
アナグマ、タヌキ、テン、イタチ、ハクビシン。
作中の猟師がひとまとめにこう呼ぶのは、
動物を研究・観察して名付ける者が居ない為。
農家にとってはいずれも害獣なので、
捕らえたムジナは殺害して埋める場合も多い。
食べるために埋めて発酵(腐敗?)させたり
〈香辛料〉などで臭いを消す苦労が絶えない。
〈ウサギ〉に次ぐ柔毛で、毛皮は人気がある。
猟師にとっては、手頃な皮の小ささで
なめしの練習台に丁度よい。
ゴ…アライグマは存在しない。

【ウサギ(兎)】
美味しい。可愛い。柔らかい。
三拍子揃っている。(順不同)

【イノシシ(猪)】
オスは顎から太く長い牙を生やし、
外敵を見ると一直線に走って攻撃する。
〈ヨエル〉の弟、ペラは狩猟の最中に
イノシシに足の大動脈を刺され、出血死している。
血抜き、解体、冷却などで丁寧に処理した肉は、
臭みが無くブタと変わらないとも言われるほど。
狩猟肉においてイノシシ肉の味を期待した人が、
普段食べるブタ肉と勘違いする程。
(イノシシを家畜化したのがブタである。)
肉の味や臭い、硬さは個体の食性などに寄る。
〈マダニ〉など寄生虫にも注意。要加熱。

【石灰水(せっかいすい)】
石灰漬けとも呼ばれ、
浸漬(しんし、しんせき)処理で使われる。
事前に脱毛することによって
〈なめし〉処理でのムラを無くし、
脱毛作業を簡略化することができる。
脱毛後には〈なめし〉作業が必要なので、
通常の毛付きよりも手間と時間が掛かる。
大量生産でき、毛の必要の無い動物の
革(牛馬・豚など)に多く用いられる。
毛抜きよりも皮の損傷が少ないが、
環境汚染も懸念されるという。
強いアルカリ性で粘膜や皮膚を侵すので、
絶対に目には入れないこと。

【収穫祭(しゅうかくさい)】
〈ファタ〉の農家の多い〈サンクラ〉の町
ならではの祭り。黄色の服で着飾る習わし。
煙を上げて〈アラズ〉に知らせ、発芽させた
〈ファタ〉の酒を仕込み始めるだけの地味な祭り。
〈ナルキア族〉の村出身の〈ヨエル〉にとって
初めて見る外の町の祭りではあったが、
ごちそうを振る舞うわけでも無い祭りだった。

【正統聖教(せいとうせいきょう)】
正統聖教団とも呼ばれる組織・集団。
〈ケーロ国〉の〈新生聖教〉よりも
後に作られた〈アラズ〉の教派。
〈キアン〉に近い南西部を拠点としている。
〈新生聖教〉よりも後発の新参教派であるが、
厳しい〈戒律〉で正統性を名称に入れて主張する。
武力集団であり、戦争での戦功もそのひとつ。
そのために〈新生聖教〉よりも強く出ている。
配下の町には〈戒律〉が設けられ、
破ったものは厳しい罰が与えられる。
第10話〈異端者〉を参照。

【戒律(かいりつ)】
〈大陸聖教〉が定める信徒への規律を指す。
『怠惰』と『穢れ』をもたらす物の禁止。
酒の禁止、動物の不殺、動物の利用が制限される。
自殺、姦淫、堕胎、殺人、窃盗、偽証などもあるが
これらは〈ケーロ国〉でも厳しく罰せられる。
主に〈アラズ〉の信徒の為の単なる規律であり、
〈新生聖教〉も〈正統聖教〉も同じであった。
〈聖教国ソーン〉に比べて〈島〉は資源に乏しい
ために、国民への飲酒・狩猟などは寛容であった。
(寛容過ぎるが為にオオカミの乱獲も起きた。)
戦争における戦功で急速に勢力を拡大した
〈正統聖教〉は〈大陸聖教〉が定める
戒律(禁忌)を配下の町にまで設けた。

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次回更新は7月3日(金)18時頃予定
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TIPS:08 なめしとにかわ

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【枯礬(こばん)】
焼きミョウバンのこと。
〈なめし〉の工程で使われる。
〈エンカー公国〉から岩塩と共に
〈大陸〉から大量に輸入されている。
傷薬として使われる様に、真皮の
タンパク質を変性させる効果がある。
ミョウバンは明礬や、白礬とも書く。
手間が掛からない分、枯礬より安い。
ミョウバンのままなめしを行う猟師も居る。
〈なめし〉時に〈マダニ〉の死骸を発見したり、
ミョウバン結晶が毛に付くこともある。

【なめし(鞣し)】
なめしの種類は、本編のミョウバンなめしの他に、
唾液でのなめし加工も存在するが、とにかく手間。
他にも植物の渋(しぶ)を使うタンニンなめしは、
浸け置きにひと月ほど掛かり施設も大きくなる。
こうした処理を浸漬(しんし、しんせき)と呼ぶ。
ドラムを用いたなめしはまだ存在しない。
(タンニンを入れた槽に漬けている。)
同様に硫酸クロムを用いたクロムなめしも
時代としてまだ存在しない。
なめしの方法によって
皮の色や質など仕上がりが異なる。
革における銀面という用語は、
クロムなめしによる毛穴面の色艶を示す。
第09話〈石灰水〉を参照。

【ネズミ(鼠)】
〈燻製〉の元となった動物。げっ歯類。
ヌートリアに似た泳ぐことを
得意とするやや大きめのネズミ。沼狸とも。
(キツネが普段食べる野ネズミとは異なる。)
黄色の突き出た長い門歯と長い尻尾が特徴。
毛が柔らかいので防寒具として重宝される。
脂が少なくタンパク質な肉はイノシシ似とも。
ただし〈燻製〉なので樹皮のように硬い。

【麺(めん)】
〈ファタ〉で作れる石のような硬いパンでは
飽きるので、生地を細長く切って茹でると完成。
〈ヨエル〉は簡単に作れるものと思っていたが、
実際作るとぶつ切りの虫の如き見栄えの悪さに、
〈メイ〉から小言の豪雨が降り注いだ。

【キジ(雉)】
オスに比べてメスは地味な柄。
飛んで移動するよりも走ることが多い。
日本においては美味しい為に国鳥となった。

【跳ね上げ式の罠】
鳥や小動物を捕まえる際に使用する罠。
〈ファタ〉の芽を撒いた所に立てた輪を置く。
鳥獣が餌に釣られ輪に身体を突っ込むと、
仕掛けが作動して輪が身体を締め上げる。
輪の縄を締めるには本来であれば
背丈ほどのしなりのある若木を使うが、
捕まえられる確率の低さを考え
〈ヨエル〉は適当な枝で代用していた。
運良くキジが捕まったが、
それ以降捕まる鳥は無かった。

【くくり罠】
シカやイノシシなどを捕まえる罠。
小さな落とし穴で、〈跳ね上げ式の罠〉と同じく
若木のしなりを使って、輪が足を締め上げる。
罠の近くには決まって曲がった若木があるので、
他の猟師はそれを目印にして罠に近寄かない。
通常は前足を狙うように罠を張るが、
野生動物相手に思い通りに掛かることはまずない。
後ろ足に罠が掛かった場合、
獣は敵を見ると飛びかかることが多く
その時に猟師は怪我を負いやすい。
屠殺の場合は毒槍を使うか、
木の棒で叩いて気絶させる。

【オオカミ(狼)】
イヌに似た動物。
〈ケーロ国〉の国章となっており、
毛皮の乱獲によって個体数は減少した。
また特有の毒を持っている個体に噛まれると、
発熱、掻痒(そうよう)などの症状が出る。
やがて幻覚や錯乱などにより死に至る。
コウモリや〈キツネ〉、イヌから人へも広まる。
狂犬病ウイルスに該当する。
第07話〈魂が荒れる〉を参照。

【メイ】
〈ヨエル〉が名付けた(?)銀毛のキツネ。
〈ヨエル〉の名前に対し訛りがあるが、
全般的に年寄りっぽい喋り方をする。
自称美食家。食べ物においてはうるさい。
そのため卵と香辛料に執着を見せる。
銀色の毛皮は〈ヤーテ国〉であれば売れた、
と〈ヨエル〉は密かに思っている。

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TIPS:07 騒がしい夜の村

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【魂が荒れる】
魂の荒廃とも呼ぶ。
錯乱、酒に溺れる、獣に噛まれる、〈毒〉、
食べ物に当たる、頭を強く打つ、病気で苦しむ、
屠体・遺体の腐敗などに対して広く使われるが、
その定義は非常に曖昧であった。
〈島〉の医術が発展していないために、
魂が肉体から離脱しようとして
体内で暴れるものと考えられた。
荒れた魂では〈アラズ〉へは
たどり着けないとも言われている。
初期症状の場合は〈新生聖教〉の保養所で、
〈治療〉を受けることで回復が望める。

【ナルキア族の村】
〈島〉の南側、〈サンクラ〉の町より
北部にある〈ナルキア族〉の閉ざされた集落。
生産力が低く、人が増えると〈口減らし〉により、
〈南部港ナルキア〉に子どもが売られる。
村の外とは滅多に交易が無いので訛っている。
背景には〈ソーンの民〉に潜在する
〈ケーロ国〉の排外的な意識が原因。
春を前に〈煤まみれ〉となった。

【海崖(かいがい)】
〈禁域〉と同じく、島の南北を隔てる高い崖。
付近は海流および海風が乱れやすく、
岩礁も多いため船が近寄ることもできない。

【成人の儀】
〈ナルキアの村〉の14歳の猟師が秋に
森林に出向き、ひとりで冬を越して
大人の証を示す為の試練とされる。
とはいえ小屋には道具が揃っていて、
大人の猟師が手入れしている。
酒を作り置く赤ひげの猟師も居る。
この年の大人の猟師たちは、
革の手入れなどをして村で過ごす。
『土起こし』の儀式によって
終わるはずだった。

【黒(くろ)】
〈島〉において黒を表す色はおおまかに
煤(すす)、墨、黒と3色を差別化している。
人工的に作った色を主に黒と呼ぶ。
染料や顔料、山刀や服などが黒と呼ばれる。
煤ににかわを用いて加工したものを墨と呼び、
水で溶けば墨液(インク)となる。
墨は黒よりもやや明るい濁った色を含める。
何も施していないものを煤と蔑む。
〈エンカー族〉や動物の体毛の色をこう呼ぶ。
動物の毛は土色か暗い煤色をしているが、
染料で黒染めすると高く売れる。
黒は〈金色の紐飾り〉が映える為によく使われる。
煤は灰色に近く、墨、黒の順で濃度を表すが、
広義ではいずれも黒でまとめてしまう。
(キツネの鼻先など。)

【月神クリエム(げっしん―)】
〈アラズ〉の神々のひとつ。旅立たなかった神。
月を崇めた人々が名付け、神格化した。女神。
夜暗を照らす導きの神とも言われるが、
時に雲に隠れたり姿を消して試練を与え、
時に人々に嫉妬し〈太陽神クサン〉を隠す。
神話や信仰に疎い〈ヨエル〉は
『嫉妬深い』としか認識してない。

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TIPS:06 別れた枝

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【クマ(熊)】
〈島〉には存在しない〈大陸〉の大型獣。
〈ヨエル〉の祖父から代々伝えられている。
人間の大人の倍以上の大きさがあり、
オオカミやイノシシよりも力強く足が速い。
狙われた場合は執拗に追いかけ回され、
木に昇って逃げたところで、相手も木に昇り
太い手と爪で引っ掻き落とされて死ぬ。
冬眠を狙って巣穴に毒槍を突き刺し、
子クマさえも屠殺するとの言い伝えがあった。

【ハンヌ】
〈サンクラ〉のフィン家の現当主。
〈ヨエル〉が『ご主人』と呼ぶ商人。
筋肉質で金髪翠眼の大男だが、婿養子。
元は〈中央〉の軍属であったが、退役後に
〈サンクラ〉の自警団となり嫁に一目惚れする。
商人ではあるが算術が得意ではなく、
強面な割には情に脆い部分がある。
その為、奴隷商人をあまり快く思っていない。
亡き義父コンスや娘〈キルス〉と仕事の面で
劣等感を覚え、あまり仲は良くなかった。
理解者であった妻・クリスを亡くし、
以来酒に溺れている。
第07話〈魂が荒れる〉を参照。

【冬備えの需要】
秋になり収穫を終える頃、
〈中央〉の市場は物で溢れかえる。
防寒に備え、毛皮を買う人も増える。
〈ヨエル〉の毛皮も、祖父コンスの覚書によって
高値で売買されると〈キルス〉は見込んだ。

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TIPS:05 商人と猟師

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【フーガ】
〈島〉では広く流通している紙幣。
歴史をたどると〈大陸〉において、最初に
〈聖教国ソーン〉が金貨を発行していたが、
〈クレワ帝国〉で似せた硬貨が大量に作られた。
〈クレワ〉の硬貨は金の質は悪く(つまり偽造)、
緩衝地帯となった〈エンカー公国〉は困った末に、
独自の紙幣とするフーガを流通させた。
〈聖人ラッガ〉が〈島〉を開拓した際に、
投資先となるこの紙幣の需要は非常に高まった。
〈アラズ〉の〈太陽神クサン〉と、
〈クレワ帝国〉の祀る〈リュェル〉の
〈武神クレマ〉が片面ずつ印刷されている。
紙質は耐水性に優れており破れにくく、
複製困難な印刷技術によって公国内のみならず
〈島〉や〈大陸〉でも使われるようになった。
しかし大量印刷をして大暴落した過去もあった。
同時に発端となった〈クレワ〉の偽造硬貨が、
〈エンカー〉の工作という疑惑も上がった。

【ソーン文字(―もじ)】
〈聖教国ソーン〉及び、〈ケーロ国〉にて
使われる一般的な文字。神聖文字とも呼ばれる。
石に書かれた絵文字に近い文字(神話文字)から
信徒らが布教用に表音文字を用いたとされる。
文字数が限られる為に信徒には広まったが、
単語の数が多いので庶民にはなかなか広まらない。
布教用なので堅苦しく使い所が無かったのも理由。
辞書どころか教育機関さえも未だ存在しない時代、
〈島〉における識字率は当然それほど高くはない。
〈ヨエル〉は〈フーガ〉紙幣に描かれた数字は
読める。しかしこれは〈エンカー〉の数字だった。

【カーオ】
〈ケーロ国〉の首都。〈中央〉と呼ばれる。
発音が難しいらしく『クーオ』、
『カゥヨ』などになる為に、
本来の名前が呼ばれない不思議な街。

【業者】
商人が手配した品物を輸送する人。
戦争が頻繁にある〈島〉の南側の、
町の外では略奪や暴行が絶えない。
飢えた人間が徒党を組んで、
商品を輸送する馬車を狙う。
人の流入出の多い〈南部港キアン〉から、
街道を襲う賊は絶えず存在する。
そのために自警団や護衛部隊を雇い、
利益を得るために大量の品物を運ぶ。
利益の無い小さな〈ナルキア族の村〉に、
商隊が来ることは滅多に無かった。

【ラッガ】
〈聖人ラッガ〉のこと。基本は略さない。
人種(髪色)は不明とされる。
没後、子孫は東西に別れ、
〈大陸〉からの擁立によって
現在に至るまで戦争を続ける。
彼の遺言ではない。

【ケーロ国(―こく)】
〈島〉南側、西部。ケーロとも略す。
大陸の〈聖教国ソーン〉に擁立される国。
多くの〈ソーンの民〉が住む。
ケーロ人、ケーロの民とは呼ばれない。
島南側の東部〈ヤーテ国〉とは常に対立している。

【口笛(くちぶえ)】
道具を使わず口だけで高い音を鳴らす方法。
唇を窄(すぼ)めて強く息を吐くと
空気の振動によって音を発する。
他にも口を開いた状態で行う歯笛や、
指を口に入れて行う指笛、
両手の空洞に息を吹き込む手笛などがある。
広義においてはどれも口笛であるが、
羊飼いは口笛ではなく、歯笛を使う。
〈キルス〉はいずれも出来なかった。

【クレワ帝国(―ていこく)】
〈大陸〉の南東の大国。クレワとも。
銀髪が特徴の〈クレワの民〉の国。
〈ソーン〉とは常に対立を続けているが、
緩衝地帯の〈エンカー公国〉とも
土地を巡り争い続けている。
南側東部の〈ヤーテ国〉を擁立して、
〈島〉を得ようと長年画策している。

【ナルキア連邦(―れんぽう)】
〈島〉の北側の大国。ナルキアとも。
赤髪が特徴の〈ナルキア族〉の国。
〈南部港キアン〉に向け様々な物品を
輸出しているが、一方で移民や難民を
一切受け入れない閉鎖的な大国。
温暖な地域に住んでいる為か、
肌の色が赤土色に近い。
古くは〈聖教国ソーン〉から追放された
〈ナルキア族〉であったが、
〈島〉に住み着き〈聖人ラッガ〉と共に
〈南部港キアン〉を築いたとされる。
〈ソーンの民〉の〈キルス〉も
追放の歴史背景までは知らなかった。
国章は羽の生えたトカゲである竜。
海賊国家とも呼ばれた過去がある。
南側〈ケーロ国〉、〈ヤーテ国〉とは〈海崖〉と、
〈禁域〉によって陸地は断絶している為に
北部の港から〈島〉を半周しなくてはいけない。

【リュェル】
〈クレワ帝国〉の祀る神々の名前。
同様に〈ヤーテ国〉でも信奉されている。

【武神クレマ(ぶしん―)】
〈リュェル〉の神々のひとり。
武具および戦の神さま。
〈クレワ帝国〉、〈ヤーテ国〉が
喧嘩っ早い理由のひとつともされる。

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TIPS:04 蛇と神々と魂の行き先

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【ヨエル】
ヨエル・ケシン。〈ナルキア族〉。
〈島〉の南側、〈禁域〉近くの森林の小屋に住む。
〈ナルキアの村〉の出身。小柄で短髪の14歳。
冬を前に〈山刀〉を使い自分で髪を切った為に、
束になった長さで変にバラつきがある。

【蛇(へび)】
〈聖教国ソーン〉にある〈アラズ〉の伝承。
〈ソーン〉は罪深き蛇から、
人へと変わるとする〈トカゲ〉を国章にしている。
蛇を国章にしているのは〈エンカー公国〉。
第10話〈開祖〉を参照。

【聖教国ソーン(せいきょうこく―)】
〈アラズ〉の神々を信仰する
〈大陸〉北西側の国。聖教国やソーンとも略す。
〈ソーンの民〉が多く住む〈島〉の南側西部、
〈ケーロ国〉を擁立している。

【ヤーテ国(―こく)】
〈島〉南側、東部。ヤーテとも略す。
大陸の〈クレワ帝国〉に擁立される国。
〈クレワの民〉を初め、〈エンカー族〉、
〈ナルキア族〉などが混じって住んでいる。
ヤーテ人、ヤーテの民とは呼ばない。
島南側の西部〈ケーロ国〉とは常に対立している。

【島(しま)】
円形の巨大な島。〈大陸〉の北東側に位置する。
時代や国家によって呼び名は異なるが、
島の人間には『島』としか呼ばれない。
島の南北は高い崖と海で分断されている。
中央には大きな〈煤吹山〉と、
その麓に〈禁域〉が存在する。
南側には西部に〈ケーロ国〉、
東部には敵対する〈ヤーテ国〉、
南部には中立都市の〈南部港キアン〉がある。
〈ヨエル〉が安易に提案した島縦断の陸運だが、
海運に比べ非常にコストが掛かる。
破損防止や鮮度を保つ方法などは、
日々色々と研究されている。

【大陸(たいりく)】
〈島〉の南から西へ長く広がる。
〈島〉と同じく名称は統一されない。
北西側を〈聖教国ソーン〉、
南東側を〈クレワ帝国〉、
中央を〈エンカー公国〉と呼ぶ。

【煤吹山(すすふきやま)】
〈島〉の中央にある大きな山。
山頂は雪が覆っており白いが、
煤を吐き島の生物全てを死に至らしめた
という伝承がある。

【大陸聖教(たいりくせいきょう)】
〈島〉から見た〈アラズ〉の組織・集団の呼称。
ソーン教、アラズ教などとは呼ばない。
ひとまとめに聖教と省略する場合もある。
島においては教派によって名称が異なり、
代表的に、古くからある〈新生聖教〉と
新たにできた〈正統聖教〉の2派に別れる。

【新生聖教〈せいきょう〉】
〈アラズ〉を教え広める信徒によって
〈島〉に作られた組織、または集団の名称。
〈島〉で独自の発展を遂げた為に、
この様に差別化されるようになった。
〈中央〉には保養所を持ち、
病人を引き取り〈治療〉している。
第09話〈正統聖教〉を参照。

【聖人ラッガ(聖人―)】
〈島〉の発見者として崇められる人物。
〈大陸〉の人間であり、所有者から許可を得て、
〈南側〉を開拓したとされる。
〈西部〉と〈東部〉では呼び名が異なる。
彼の死後、島の権利を主張した息子が対立し、
数百年経った現在においても
国と土地を分かち戦争を続けている。

【南部港キアン(なんぶこう―)】
〈島〉の南端。キアンとも。
島内で対立を続ける〈ケーロ〉と〈ヤーテ〉の

どちらにも属さない中立都市。
〈エンカー公国〉や〈ナルキア連邦〉の支援を
受けているが、街の中では〈ケーロ〉派と
〈ヤーテ〉派などの対立は常に起きている。
島の内外から人の流入出が多く、
スリや殺人などが横行し、治安は著しく悪い。
島の下水路とも呼ばれるほどに嫌われている。

【キアン】
〈南部港キアン〉の略称。
東側、〈クレワの民〉はクァンと呼ぶ。
キアン、クァンの住民も東西で呼び方が違う。
〈島〉と〈大陸〉の中心地であると主張し、
『中央港』と呼んだりもする者も多い。
あまりにも特殊な土地なので、
ここの出身者は出自を明確にしない。
時代が混沌としている為に、
誰も基準を定めたりしない自由さがある。
尚、彼らを下水呼ばわりすると決闘沙汰になる。

【中央〈ちゅうおう〉】
〈ケーロ国〉の首都〈カーオ〉の呼称。
〈キルス〉が学士として働いていた街。
〈島〉だけではなく〈大陸〉からも
様々な品物や人が集まる。
第05話〈カーオ〉を参照。

【アリ〈蟻〉】
陸地のどこにでも棲む小型の昆虫。
発達した顎や腹部に刺針を持ち、
種によっては毒を持つものも居る。
食性は主に肉食で自分の体よりも
大きな食べ物も巣穴まで運ぶ。
幼いヨエルは遠くの沖の船を見て、
小さい体で大きな昆虫を運ぶ姿を想像した。
船は牛で運んでいるわけではなく帆船。

【アークス】
アークス・フィン。
〈キルス〉の年の離れた弟。
幼き頃の〈ハンヌ〉に良く似ており、
根は臆病だがやんちゃの盛り。

【トカゲ】
ヤモリ、イグアナなどを含む
〈大陸〉での爬虫類の総称。
〈聖教国ソーン〉の国章。
〈蛇〉から人へと変わる前の姿として、
親しまれ、または飼われている。
(屋内の他の虫を食べてくれる為。)
指ほどの大きさの小トカゲから、
人の腕ほどのサイズの中トカゲ、
大トカゲに至っては頭胴長は
大人よりも大きいものが飼われる。
大トカゲは鳥を丸ごと食べるが、
その後は消化に数日掛けるので
食費はそれほど掛からない。
難しい性格や飼育環境の構築で
資産の象徴となっている。

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TIPS:03 足枷の道

以降の内容は、本編のネタバレが
各項目に含まれます。

本作はフィクションですが、本項には
現実の情報も一部において混在しています。
(日本での扱いなどが含まれます。)

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【サンクラ】
〈島〉の南側、〈ケーロ国〉にある
西海岸沿いの北部の田舎町。
〈南部港クアン〉から遠く離れ、
比較的温暖な土地ではあるが、
土地としては恵まれているとは言えない。
名産品は〈ファタ〉から作った〈サンクラ酒〉。
〈ナルキア族の村〉や、首都の〈中央〉とは
教派などの理由があり、交易は盛んではない。

【サンクラ酒(―しゅ)】
〈サンクラ〉の町で作られる酒の一種。
〈ファタ〉を発芽させた状態で砕き、
焼いたパンを水に漬けた酒にし、さらに
酒を蒸留してアルコール度数を高めたもの。
〈中央〉などで好まれる。

【エンカー族(―ぞく)】
〈エンカー公国〉の国民、または種族名。
髪の色が土色、または暗い煤色が特徴。
それ以外の外見的差異は見当たらない。
〈ケーロ国〉では〈奴隷〉として扱われる。
多くは両足に足枷(あしかせ)をしている。
第07話〈黒〉を参照。

【ソーンの民(―たみ)】
〈大陸〉の〈聖教国ソーン〉の国民、
もしくは〈ケーロ国〉の一部の国民。
髪の色が金色(金髪)の種族名に限る。
〈ソーン〉を起源としており、
他の種族を排外する意識が強い。

【ナルキア族(―ぞく)】
〈島〉の〈北側〉にある
〈ナルキア連邦〉で知られた種族名。
髪の色が赤色(赤髪)が特徴。
温暖な北部の種族である為に、
肌の色も他とは少し異なる。
〈南部港キアン〉を
〈聖人ラッガ〉と共に築いた種族。

【キルス】
本名はキルス・フィン。
父親は〈ハンヌ〉、祖父はコンス。
幼い頃から祖父より算術を学び、
成人前から〈中央〉にて国に仕えていた才女。
母親・クリスの病死をきっかけに、
〈サンクラ〉に帰ってきたばかり。
まだ成人を迎えていない弟・〈アークス〉が居る。

【会釈(えしゃく)】
右手の拳を左の肩に乗せて頭を下げる。
この作法に〈ナルキアの村〉では男女に差はない。
〈ケーロ国〉においても昔は同じであったが、
同じ所作をした間者の女が反対の左手で行い、
右手にした短剣で要人を暗殺した為に
同国内で女性に対し新たな法が定められた。

【エンカー公国(―こうこく)】
〈大陸〉の北西側〈聖教国ソーン〉と
南東側の〈クレワ帝国〉に挟まれた緩衝国。
土色や暗い煤色の髪をした種族は、
〈島〉では〈エンカー族〉と呼ばれ
多くは〈奴隷〉として売られる。
金髪や銀髪の国民も多くも存在している。
〈聖教国ソーン〉とは貿易で、
〈クレワ帝国〉とは土地を巡り争っている。
第05話〈フーガ〉を参照。

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TIPS:02 禁猟区の食客

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現実の情報も一部において混在しています。
(日本での扱いなどが含まれます。)

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【禁域(きんいき)】
〈島〉の森林より奥にある深い森の禁猟区。
等間隔に植わる白色の柱がその境界。
境界より先へと入れば〈煤まみれ〉となる。

【煤まみれ(すす―)】
〈禁域〉に入った者の末路とされる名称。
全身真っ黒な姿となって死に至る為に、
煙突掃除の子どもの姿に由来する。
第09話〈口減らし〉を参照。

【キツネ(狐)】
哺乳類。細い口吻(こうふん)、大きく尖った耳、
太い尾が特徴で、オオカミや犬に似ているが、
食性は犬よりもネコに似ていると言われる。
(野ネズミを食べるため。)
〈占有域〉に巣穴を持ち、食料貯蔵などをする。
日本国内では感染症として
エキノコックス症が知られる。
寄生虫(条虫)の卵胞が口から人の体内に入り、
幼虫となって肝機能障害などを引き起こす。
条虫は〈ノミ〉や〈シラミ〉よりも小さく
肝臓に寄生するために肉眼で認識されにくい。
寄生虫は本来の宿主以外では、その生物の
体内で暴れるなどして様々な症状が出る。
エキノコックス症は潜伏期間が長い為に、
症状が出にくいのが特徴。(約5~20年。)

【燻製(くんせい)】
保存食。肉を塩漬けして血絞りを行った後、
薄く切り分けて、不完全燃焼させた煙で、
半日から1日ほどかけて完全に水分を飛ばし
タンパク質を変性させる。
塩漬けによる血絞りのみでは柔らかいが、
燻製を行うと水分が飛び、樹皮のように硬くなり
長期の保存が効く。
燻(いぶ)す時の温度によって、
出来が異なるので注意が必要。
味は作る人の工夫次第。

【太陽神クサン(たいようしん―)】
〈アラズ〉の神々のひとつ。旅立たなかった神。
太陽を崇めた人々が名付け、神格化した。男神。
生物の活動を絶えず見ており、
時には厳しい試練を与えて、
人を罰することがある。
第07話〈月神クリエム〉を参照。

【ノミ(蚤)】
哺乳類の体表に棲み吸血する昆虫。寄生虫。
体長数mmで翅は無いが発達した後ろ脚で
体長の数十倍の高さ跳躍する。
吸血し、宿主に痒みを与える。

【ファタ】
穀物の一種。金色に実り、
寒い土地でも育ち、広く栽培される。
粉末のものを水と塩で生地にして焼けば、
無味で石のように硬いパンが作れる。
そのパンを砕き、水に浸して放置すると
簡単なまずい酒ができる。たまに腐る。
味は作る人の工夫次第。
第03話〈サンクラ酒〉を参照。

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TIPS:01 獣を屠る

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【シカ(鹿)】
猟師が捕らえた濃い土色の冬毛のオス(牡鹿)。
メス(牝鹿)の冬毛は、薄い土色へと変わる。
春には赤土色に白斑の短い夏毛に戻る。
オスは枝状に別れた枝角(名前のまま)を持ち、
〈占有域〉争いやメスの奪い合いには
ツノを使って激しい喧嘩をし、また
けたたましい鳴き声で群れに合図を出す。
毛は硬めだが、皮は柔らかい。
ただしく処理された肉はクセが少なく柔らかで、
高タンパクであり低脂質、血液の酸素の輸送に
欠かせない鉄分を多く含んでいて貧血を改善する。
体毛に潜む虫(〈マダニ〉など)に噛まれると、
病にかかり最悪の場合は死に至る。
第07話〈魂が荒れる〉を参照。

【アラズ】
〈大陸〉の〈聖教国ソーン〉の崇める神々の名前。
肉体に縛られた魂が死後、肉体を離れ
遠くアラズの元へと旅立つ。アラズの元へは
4年ほど掛かり、祝詞を続けるのが習わし。
祈り導くものが多いほど、早く着く。
アラズの神々の中には〈太陽神クサン〉と
〈月神クリエム〉らがいる。
第11話を参照。

【屠体(とたい)】
本作内では、動物の死体、家畜の死体を示す。
しかばねかんむり(尸)に者と書くが、
尸者(ものまさ)=死霊の依代を意味しない。
生贄の儀礼を意味する『祝(ほふ)り』は、
『屠(ほふ)り』と同じ語源とも言われる。

【毒(どく)】
本作では汚染を引き起こす原因を示す。
腐敗や排泄物による肉の〈穢れ〉なども含む。
体毛などに付着する毒(微生物)が
傷口から血と血管を通じて体内に巡ると、
屠体の体温で繁殖して肉をケモノ臭くする。
血液自体には人を脅かす毒はない。
動物の毒によって人は死に至る場合も多い。
体臭や靴を履いた足が臭くなるのも、
作中では同じ意味の毒に当たる。

【穢れ(けがれ)】
排泄物による肉の汚染を示す。
食肉を取り扱う人間は細心の注意を払う。
〈正統聖教〉においてはこの限りではない。
第09話〈戒律〉を参照。

【山刀(さんとう)】
猟師の仕事道具。鉄製の刃物。
刃渡りは手のひらほどの長さで、刀身は黒い。
薪割りにも使える太い物もあるが、
持ち主の体格に合わせて常に持ち歩く。
血抜き以外にも脱脂や工作などに使う。
革で作った鞘は広く大きめ。

【占有域(せんゆういき)】
縄張りを表す本作中の統一表記。
繁殖行動の場所・巣穴、餌場など、
動物の種類や個体によって様々である。
占有域を主張することで繁殖や
動物同士の喧嘩が起こり、皮が傷つき病気になる。
〈ムジナ〉と呼ばれる動物の場合は、
異なる種であっても巣穴を共にする。
肛門付近の臭腺から強い臭いを放つ液体を出し、
自らの占有域を主張する。

【マダニ(真蜱)】
ダニの一種。吸血する虫。寄生虫。
ノミやシラミなど仲間のように思われるが、
日本においては蚊以上に危険性が訴えられている。
(蚊はジカ熱、デング熱などがある。)
シカなどの野生動物の体毛にはだいたい
棲みついており、屠殺しても注意が必要。
マダニは様々な病原体を伝播させ、
噛まれると感染症にかかるのですぐに病院へ。
その際は無理に引き剥がそうとしないこと。
ダニ媒介性脳炎などは死亡例がある。
山や草むらなどはもちろんアウトドア等では、
必ず長袖長ズボンを着用のこと。

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銀毛に眠る:はしがき

本作は架空の世界が舞台のフィクションです。
下記の注意点をご留意ください。

・本作には屠殺描写があります。

・作中での解体、保存、加工の方法などは
 動物の種類や個体、職人で異なります。
 同様に上記の作業や工程などを
 保証するものではありません。

・日本国内における狩猟は
 法律により免許が必要です。
 狩猟可能な鳥獣、捕獲道具、期間は
 地域によって異なります。
 各自治体のルールに従ってください。

・野生のキツネは人獣共通感染症を持ち、
 潜伏期間が長く症状が出にくい病気です。
 命に関わることもあります。
 (エキノコックス症を参照。)
 接触は避け、接触した場合はただちに
 医療機関にて検査を依頼してください。

・野生動物への無責任な餌やり、
 餌付けを推奨しません。

・作中に登場する人種、教派、教理、戒律、
 団体および思想などは全て架空のものです。
 実在の団体などには一切関係ありません。
 自由の権利を尊重します。

・本作独自の用語については
 山括弧〈〉で記載し、解説(TIPS)は
 自サイト内にて随時追加予定です。

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本編は別途小説サイトにて閲覧可能です。

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