TIPS:07 騒がしい夜の村

以降の内容は、本編のネタバレが
各項目に含まれます。

本作はフィクションですが、本項には
現実の情報も一部において混在しています。
(日本での扱いなどが含まれます。)

はしがき〉も併せてご確認ください。

銀毛に眠る(紹介ページ)
https://shimonomori.art.blog/2020/05/01/ginmou/

小説家になろう(第07話掲載ページ)
https://ncode.syosetu.com/n8868ge/7/

ハーメルン(第07話掲載ページ)
https://syosetu.org/novel/222538/7.html

ノベルアップ+(第07話掲載ページ)
https://novelup.plus/story/338854001/269446031

本項及びリンク先の掲載は
予告なく中止・削除されます。
予めご理解ください。

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【魂が荒れる】
魂の荒廃とも呼ぶ。
錯乱、酒に溺れる、獣に噛まれる、〈毒〉、
食べ物に当たる、頭を強く打つ、病気で苦しむ、
屠体・遺体の腐敗などに対して広く使われるが、
その定義は非常に曖昧であった。
〈島〉の医術が発展していないために、
魂が肉体から離脱しようとして
体内で暴れるものと考えられた。
荒れた魂では〈アラズ〉へは
たどり着けないとも言われている。
初期症状の場合は〈新生聖教〉の保養所で、
〈治療〉を受けることで回復が望める。

【ナルキア族の村】
〈島〉の南側、〈サンクラ〉の町より
北部にある〈ナルキア族〉の閉ざされた集落。
生産力が低く、人が増えると〈口減らし〉により、
〈南部港ナルキア〉に子どもが売られる。
村の外とは滅多に交易が無いので訛っている。
背景には〈ソーンの民〉に潜在する
〈ケーロ国〉の排外的な意識が原因。
春を前に〈煤まみれ〉となった。

【海崖(かいがい)】
〈禁域〉と同じく、島の南北を隔てる高い崖。
付近は海流および海風が乱れやすく、
岩礁も多いため船が近寄ることもできない。

【成人の儀】
〈ナルキアの村〉の14歳の猟師が秋に
森林に出向き、ひとりで冬を越して
大人の証を示す為の試練とされる。
とはいえ小屋には道具が揃っていて、
大人の猟師が手入れしている。
酒を作り置く赤ひげの猟師も居る。
この年の大人の猟師たちは、
革の手入れなどをして村で過ごす。
『土起こし』の儀式によって
終わるはずだった。

【黒(くろ)】
〈島〉において黒を表す色はおおまかに
煤(すす)、墨、黒と3色を差別化している。
人工的に作った色を主に黒と呼ぶ。
染料や顔料、山刀や服などが黒と呼ばれる。
煤ににかわを用いて加工したものを墨と呼び、
水で溶けば墨液(インク)となる。
墨は黒よりもやや明るい濁った色を含める。
何も施していないものを煤と蔑む。
〈エンカー族〉や動物の体毛の色をこう呼ぶ。
動物の毛は土色か暗い煤色をしているが、
染料で黒染めすると高く売れる。
黒は〈金色の紐飾り〉が映える為によく使われる。
煤は灰色に近く、墨、黒の順で濃度を表すが、
広義ではいずれも黒でまとめてしまう。
(キツネの鼻先など。)

【月神クリエム(げっしん―)】
〈アラズ〉の神々のひとつ。旅立たなかった神。
月を崇めた人々が名付け、神格化した。女神。
夜暗を照らす導きの神とも言われるが、
時に雲に隠れたり姿を消して試練を与え、
時に人々に嫉妬し〈太陽神クサン〉を隠す。
神話や信仰に疎い〈ヨエル〉は
『嫉妬深い』としか認識してない。

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次回更新は6月19日(金)18時頃予定
(毎週金曜日更新 各一話掲載予定)

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投稿者: shimonomori

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