以降の内容は、本編のネタバレが
各項目に含まれます。
本作はフィクションですが、本項には
現実の情報も一部において混在しています。
(日本での扱いなどが含まれます。)
〈はしがき〉も併せてご確認ください。
銀毛に眠る(紹介ページ)
https://shimonomori.art.blog/2020/05/01/ginmou/
小説家になろう(第05話掲載ページ)
https://ncode.syosetu.com/n8868ge/5/
ハーメルン(第05話掲載ページ)
https://syosetu.org/novel/222538/5.html
ノベルアップ+(第05話掲載ページ)
https://novelup.plus/story/338854001/154892688
本項及びリンク先の掲載は
予告なく中止・削除されます。
予めご理解ください。
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【フーガ】
〈島〉では広く流通している紙幣。
歴史をたどると〈大陸〉において、最初に
〈聖教国ソーン〉が金貨を発行していたが、
〈クレワ帝国〉で似せた硬貨が大量に作られた。
〈クレワ〉の硬貨は金の質は悪く(つまり偽造)、
緩衝地帯となった〈エンカー公国〉は困った末に、
独自の紙幣とするフーガを流通させた。
〈聖人ラッガ〉が〈島〉を開拓した際に、
投資先となるこの紙幣の需要は非常に高まった。
〈アラズ〉の〈太陽神クサン〉と、
〈クレワ帝国〉の祀る〈リュェル〉の
〈武神クレマ〉が片面ずつ印刷されている。
紙質は耐水性に優れており破れにくく、
複製困難な印刷技術によって公国内のみならず
〈島〉や〈大陸〉でも使われるようになった。
しかし大量印刷をして大暴落した過去もあった。
同時に発端となった〈クレワ〉の偽造硬貨が、
〈エンカー〉の工作という疑惑も上がった。
【ソーン文字(―もじ)】
〈聖教国ソーン〉及び、〈ケーロ国〉にて
使われる一般的な文字。神聖文字とも呼ばれる。
石に書かれた絵文字に近い文字(神話文字)から
信徒らが布教用に表音文字を用いたとされる。
文字数が限られる為に信徒には広まったが、
単語の数が多いので庶民にはなかなか広まらない。
布教用なので堅苦しく使い所が無かったのも理由。
辞書どころか教育機関さえも未だ存在しない時代、
〈島〉における識字率は当然それほど高くはない。
〈ヨエル〉は〈フーガ〉紙幣に描かれた数字は
読める。しかしこれは〈エンカー〉の数字だった。
【カーオ】
〈ケーロ国〉の首都。〈中央〉と呼ばれる。
発音が難しいらしく『クーオ』、
『カゥヨ』などになる為に、
本来の名前が呼ばれない不思議な街。
【業者】
商人が手配した品物を輸送する人。
戦争が頻繁にある〈島〉の南側の、
町の外では略奪や暴行が絶えない。
飢えた人間が徒党を組んで、
商品を輸送する馬車を狙う。
人の流入出の多い〈南部港キアン〉から、
街道を襲う賊は絶えず存在する。
そのために自警団や護衛部隊を雇い、
利益を得るために大量の品物を運ぶ。
利益の無い小さな〈ナルキア族の村〉に、
商隊が来ることは滅多に無かった。
【ラッガ】
〈聖人ラッガ〉のこと。基本は略さない。
人種(髪色)は不明とされる。
没後、子孫は東西に別れ、
〈大陸〉からの擁立によって
現在に至るまで戦争を続ける。
彼の遺言ではない。
【ケーロ国(―こく)】
〈島〉南側、西部。ケーロとも略す。
大陸の〈聖教国ソーン〉に擁立される国。
多くの〈ソーンの民〉が住む。
ケーロ人、ケーロの民とは呼ばれない。
島南側の東部〈ヤーテ国〉とは常に対立している。
【口笛(くちぶえ)】
道具を使わず口だけで高い音を鳴らす方法。
唇を窄(すぼ)めて強く息を吐くと
空気の振動によって音を発する。
他にも口を開いた状態で行う歯笛や、
指を口に入れて行う指笛、
両手の空洞に息を吹き込む手笛などがある。
広義においてはどれも口笛であるが、
羊飼いは口笛ではなく、歯笛を使う。
〈キルス〉はいずれも出来なかった。
【クレワ帝国(―ていこく)】
〈大陸〉の南東の大国。クレワとも。
銀髪が特徴の〈クレワの民〉の国。
〈ソーン〉とは常に対立を続けているが、
緩衝地帯の〈エンカー公国〉とも
土地を巡り争い続けている。
南側東部の〈ヤーテ国〉を擁立して、
〈島〉を得ようと長年画策している。
【ナルキア連邦(―れんぽう)】
〈島〉の北側の大国。ナルキアとも。
赤髪が特徴の〈ナルキア族〉の国。
〈南部港キアン〉に向け様々な物品を
輸出しているが、一方で移民や難民を
一切受け入れない閉鎖的な大国。
温暖な地域に住んでいる為か、
肌の色が赤土色に近い。
古くは〈聖教国ソーン〉から追放された
〈ナルキア族〉であったが、
〈島〉に住み着き〈聖人ラッガ〉と共に
〈南部港キアン〉を築いたとされる。
〈ソーンの民〉の〈キルス〉も
追放の歴史背景までは知らなかった。
国章は羽の生えたトカゲである竜。
海賊国家とも呼ばれた過去がある。
南側〈ケーロ国〉、〈ヤーテ国〉とは〈海崖〉と、
〈禁域〉によって陸地は断絶している為に
北部の港から〈島〉を半周しなくてはいけない。
【リュェル】
〈クレワ帝国〉の祀る神々の名前。
同様に〈ヤーテ国〉でも信奉されている。
【武神クレマ(ぶしん―)】
〈リュェル〉の神々のひとり。
武具および戦の神さま。
〈クレワ帝国〉、〈ヤーテ国〉が
喧嘩っ早い理由のひとつともされる。
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次回更新は6月5日(金)18時頃予定
(毎週金曜日更新 各一話掲載予定)
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