以降の内容は、本編のネタバレが
各項目に含まれます。
本作はフィクションですが、本項には
現実の情報も一部において混在しています。
(日本での扱いなどが含まれます。)
〈はしがき〉も併せてご確認ください。
銀毛に眠る(紹介ページ)
https://shimonomori.art.blog/2020/05/01/ginmou/
小説家になろう(第01話掲載ページ)
https://ncode.syosetu.com/n8868ge/1/
ハーメルン(第01話掲載ページ)
https://syosetu.org/novel/222538/1.html
ノベルアップ+(第01話掲載ページ)
https://novelup.plus/story/338854001/915919011
本項及びリンク先の掲載は
予告なく中止・削除されます。
予めご理解ください。
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【シカ(鹿)】
猟師が捕らえた濃い土色の冬毛のオス(牡鹿)。
メス(牝鹿)の冬毛は、薄い土色へと変わる。
春には赤土色に白斑の短い夏毛に戻る。
オスは枝状に別れた枝角(名前のまま)を持ち、
〈占有域〉争いやメスの奪い合いには
ツノを使って激しい喧嘩をし、また
けたたましい鳴き声で群れに合図を出す。
毛は硬めだが、皮は柔らかい。
ただしく処理された肉はクセが少なく柔らかで、
高タンパクであり低脂質、血液の酸素の輸送に
欠かせない鉄分を多く含んでいて貧血を改善する。
体毛に潜む虫(〈マダニ〉など)に噛まれると、
病にかかり最悪の場合は死に至る。
第07話〈魂が荒れる〉を参照。
【アラズ】
〈大陸〉の〈聖教国ソーン〉の崇める神々の名前。
肉体に縛られた魂が死後、肉体を離れ
遠くアラズの元へと旅立つ。アラズの元へは
4年ほど掛かり、祝詞を続けるのが習わし。
祈り導くものが多いほど、早く着く。
アラズの神々の中には〈太陽神クサン〉と
〈月神クリエム〉らがいる。
第11話を参照。
【屠体(とたい)】
本作内では、動物の死体、家畜の死体を示す。
しかばねかんむり(尸)に者と書くが、
尸者(ものまさ)=死霊の依代を意味しない。
生贄の儀礼を意味する『祝(ほふ)り』は、
『屠(ほふ)り』と同じ語源とも言われる。
【毒(どく)】
本作では汚染を引き起こす原因を示す。
腐敗や排泄物による肉の〈穢れ〉なども含む。
体毛などに付着する毒(微生物)が
傷口から血と血管を通じて体内に巡ると、
屠体の体温で繁殖して肉をケモノ臭くする。
血液自体には人を脅かす毒はない。
動物の毒によって人は死に至る場合も多い。
体臭や靴を履いた足が臭くなるのも、
作中では同じ意味の毒に当たる。
【穢れ(けがれ)】
排泄物による肉の汚染を示す。
食肉を取り扱う人間は細心の注意を払う。
〈正統聖教〉においてはこの限りではない。
第09話〈戒律〉を参照。
【山刀(さんとう)】
猟師の仕事道具。鉄製の刃物。
刃渡りは手のひらほどの長さで、刀身は黒い。
薪割りにも使える太い物もあるが、
持ち主の体格に合わせて常に持ち歩く。
血抜き以外にも脱脂や工作などに使う。
革で作った鞘は広く大きめ。
【占有域(せんゆういき)】
縄張りを表す本作中の統一表記。
繁殖行動の場所・巣穴、餌場など、
動物の種類や個体によって様々である。
占有域を主張することで繁殖や
動物同士の喧嘩が起こり、皮が傷つき病気になる。
〈ムジナ〉と呼ばれる動物の場合は、
異なる種であっても巣穴を共にする。
肛門付近の臭腺から強い臭いを放つ液体を出し、
自らの占有域を主張する。
【マダニ(真蜱)】
ダニの一種。吸血する虫。寄生虫。
ノミやシラミなど仲間のように思われるが、
日本においては蚊以上に危険性が訴えられている。
(蚊はジカ熱、デング熱などがある。)
シカなどの野生動物の体毛にはだいたい
棲みついており、屠殺しても注意が必要。
マダニは様々な病原体を伝播させ、
噛まれると感染症にかかるのですぐに病院へ。
その際は無理に引き剥がそうとしないこと。
ダニ媒介性脳炎などは死亡例がある。
山や草むらなどはもちろんアウトドア等では、
必ず長袖長ズボンを着用のこと。
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次回更新は5月8日(金)18時頃予定
(毎週金曜日更新 各一話掲載予定)
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